モンゴル帝国の首都カラコルム見学と温泉旅行８日間

カラコルムは、ウランバートルから西へ360km(舗装道路を5時間〜6時間移動)、モンゴル国土のほぼ中心点、ハンガイ山岳地帯と草原地帯の境界、標高1540メートルに位置します。1220年に、チンギスハーンが大西征の兵站基地をこの地に造営し、第2代ハーンであるオゴデイが1235年に宮殿・城壁を築いてモンゴル帝国の首都に定めた。カラコルムは、オルホン川流域・オルホン渓谷に位置し、何世紀にも渡って大草原の騎馬民族の強力な帝国の中心地でした。1268 年に大火で焼かれ、1388 年には明の侵攻で破壊されましたが、その度に再建されました。カラコルムの跡地から半径80km圏内には、1238年に建てられたオゴデイハーンの宮殿跡、ウイグルの遺跡、突厥王の記念碑、トヴホン僧院など歴史的・文化的名所が点在していて、歴史研究者達の注目を集めています。

オルホン渓谷の文化的景観は2000年以上の歴史を有する遊牧民の伝統を今に伝えるものとして、2004年にユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されました。カラコルムはその昔大都市として栄えた歴史はあるが、度重なる戦争で破壊され、共産主義時代にその跡地に近代的な小さな集落が建設され、近年では観光地として発展しています。チンギスハーンの血を引くアルタンウラグの一員(黄金の子孫)であるザナバザル聖人が、1585年にカラコルム遺跡の資材を利用してエルデネゾー寺院を建設したのが、現在主要な観光名所の一つとなっています。

現在のカラコルム市には、エルデネゾー寺院、JICAの援助で建設された歴史博物館、亀岩などの観光スポットがあります。また、カラコルム周辺90km〜120kmのエリアにオルホン滝、ツェンヘル温泉、ツァガーンスム温泉があり、近年ではこれらの温泉を拠点に国内観光が盛んです。

弊社は、カラコルム遺跡と温泉を拠点とする外国人観光客向けの6～8日間のオーダーメイドツアーを企画しています。カラコルムへの国内航空便はないため、車で移動し・野外キャンプやツーリストキャンプ宿泊のツアーになります。