こころのふるさとモンゴル

2013年7月13日から19日

こころのふるさとモンゴル  堀込雅彦

今回モンゴル乗馬に参加するのは、長野から5名東京から2名での7名の馬好きと酒 好きが集まった。メンバーは、団長(自称)堀込雅彦、佐久市在住 乗馬歴、35年以上、外乗専門 、趣味は、馬乗り、音楽それとお酒かな会計・企画部長、富井益美、野沢温泉在住、乗馬歴、13年程度、趣味、読書・ト レッキング・ドライブetc 宴会部長、土屋木綿子、乗馬歴10年以上、趣味、旅行・ゴルフ・テニス・ワイン・お酒全てのソムリエ・その他もろもろ、忘れちゃいけないお酒をこよなく愛しています。船堀在住 宴会副部長、青柳敏夫、乗馬歴2年、趣味、書道、ゴルフ・野球・マラソン・それとお酒、佐久市在住 看護部長、青柳やよい、乗馬歴、2年、趣味ハープ演奏・音楽鑑賞・マラソン・それとビールをちょこり、佐久市在住 半田令子、看護メンタル担当部長、乗馬歴、1年、趣味読書・太極拳・ボケと突っ 込みボケ担当、上田市在住モデルウォーキング担当部長、山川義久、乗馬歴、10年以上、趣味、クロスバイク ・旅行(バックパッカー)・お酒好きだけとべろべろが良いね。

2013年7月13日(晴れ)
成田空港のHカウンターに午前11時集合、モンゴル同窓会で今回は令子ちゃんだけが初めてなのでそれぞれが名前を告げた。、手続きをし荷物を預け。お昼に行くことにした。お寿司屋さんに入りビールで乾杯、ついでに日本酒でこころまで和やかにして、気持ちよく離陸、もちろん機内でもバッチリビールを頂き夢の中、5時間余りでモンゴル国際空港へ到着、どことなくきれいになった通路を進む。入国手続きを済ませ外に出るとつぅるが私たちを迎えに来てくれていた。彼は、長年ガイドを頼んでいる友人である。 
さっそくワゴンの上にボストンバックを積み、目的地のグンドー(本当のモンゴル語での発音は難しく聞き取れない)へ。ウランバートルから東へ160キロのところまでの移動が始まった。1時間程度は、アスファルト(穴ぼこ)の道でそれでもよかったが、それからが、大変だった。国道が工事中なので、道なき道を行くことになった。
縦揺れ、横揺れ、嵐の中を行く船に乗っているようだ。車酔いをしたことがないの に今回は、とても苦しかった。早く休みたかった。外はいつの間にか暗闇に包まれていた。激しい揺れは容赦なく、襲ってきた。真夜中にようやくツーリストキャンプに到着し一安心、今晩は一晩だけログハウスに泊まることになった。ローソクに灯をともした。お弁当が届いたが、もちろん食べることはできなかった。同室の山ちゃんと敏ちゃんはおいしそうに食べていた。ペチカに火を入れるとポカポカしていつの間にか夢の中。

7月14日(雨・曇りのち晴れ)
 朝、鳥の鳴き声と天井裏を歩く鳥の足音で目を覚ました。雨が降っていて残念、馬に乗れないかな?まだ6時前なので毛布を掛け目を閉じた。8時過ぎに目を覚まし外に出てみた。雨は止んでいるが厚い雲が空一面を覆っていた。レストランに行き 朝食。揚げパン・ばたー・ブル―ベリージャム・羊の骨付き肉・ヤギの乳・コーヒー・紅茶が出ていた。お肉はほとんどヨーロッパ人に持っていかれ、ほとんど残っていなかった。9時過ぎに馬乗り場に集合、いよいよ乗馬が始まる。どことなく興奮している自分がいる。はやる気持ちを抑えつつ馬に乗る。久々のモンゴル馬、馬が小さいのでお尻がきょろきょろする。すぐにお尻も落ち着き大丈夫。2時間ほどゆっくりと歩く、そろそろ走ってみるかな。

ここで、我々のツワーを助けてくれるモンゴル人メンバーを紹介してみる。リーダー、ナ・トゥル、長年の友人で10年ほど前に長野県の蓼科山ふもとにある長門牧場(モンゴル乗馬。ノーサイド)で知り合ったのが最初で、群馬大学へ留学していた。その後わが家にも何回か遊びに来たこともある。日本語はすごく上手で背も高くイケメンの30代の彼である。かえるちゃん(トゥルバット)馬の先生でとても人懐っこい性格で、陽に焼けたかをでいつも歌を口ずさんでいる明るくてよい人である。仕事は、遊牧民として・うま・羊・山羊などを管理しているバギー25歳のイケメンで、新婚ほやほやの君である。フルッツヤガイ義理の弟で馬の上でアクロバットな事をする12歳の青年だ。これまたイケメンだ。厚い雲もいつの間にか晴れ、太陽が顔を表した。夏本番を迎えた感じだ。足慣らしに馬に鞭を入れる。チョウーと声をかける、馬が走る風を切ってむ山ちゃんとメンコちゃんが早くも爆走だ。その後をトミーちゃんとかえるちゃんが追いかけてゆく、樋爪の音も軽やかで爽快だ。

気持ちの良い汗をかき、一休み、お腹もそろそろすいてきたころだ。時計は、午後1 時を指していた。ツーリストキャンプへ帰り、レストランで、ビールで乾杯ちゃっかりメンコちゃんは日本酒を持ってきていた。馬の話で盛り上がり大きな笑い声がホールの中に響く、ビールとお酒でよい気分になり、お腹もいっぱいゲルに戻り昼休みすぐに敏ちゃんの寝息が聞こえる。午後4時過ぎに午後の乗馬が始まる。敏ちゃんもやよいちゃんも余裕で馬に乗っている。昨年のモンゴルでの雰囲気とは違い笑顔を見せている。良かった。良かった。心配していた令子ちゃんだが、平気な顔で陽気に乗っている。これまた良かった良かった。7時過ぎにツーリストキャンプへ帰る。シャワーのお湯が出ないのであきらめて、夕食にする。ドーム型のレストランは、我々のほかにヨーロッパからの旅行客が来ていた。 彼らは、乗馬ではなく、マウンテンバイクで草原を走るらしい。彼らのゲルの前には、バイクを修理している人がいた。まずは、ビールで乾杯、喉越し良い。生きていてよかったなんてね。言いなが(笑)。

次は、やっぱり日本酒かな。信州の佐久の酒をいくつか持参した。芙蓉・明鏡止水・くろさわ・花・焼酎「峠」など、それと、木綿子という手作り日本酒」メンコちゃんよりを持参、もう少し持っていけばよかったかな。食事を済ませレストランをでると空一面茜色おもわずシャッターを切る。とてもき れいだ。トゥルのゲルに集まり酒盛りが始まる。ロウソクの炎が、こころを和ませてくれる。モンゴル人は歌が大好きだ。彼らは、モンゴルウォッカをぐいぐいと飲み干す。日本人も負けずに飲み続ける。山ちゃんが、ろれつが回らなくなってきた。敏ちゃんも強いぞ、メンコちゃんは、涼しい顔してニコニコしながらペースを崩さないで飲んでいる、すごい。そろそろ眠くなる。若者を人質に残しゲルに帰る。寒さを感じストーブに火をつけるすぐにポカポカして気持ちが良い。いつの間にか夢の中。

7月15日
馬12頭でさっそうと出かける。なだらかな丘を越えてのんびりと進む。今日は、爆走チームとのんびりチームとに分かれて、それぞれが、乗馬を楽しんだ。爆走チームは、山ちゃん、メンコちゃん、トミーちゃん、自分とかえるちゃん(トゥルバット)それぞれが、馬に鞭を入れる。山ちゃん、メンコちゃん、トミーちゃんが、勢いよく走り出し見る見るうちに先頭に立ちガンガン飛ばしている。それを後方から追いかけていく  カメラを片手に持ち動画を撮る。今回は、自分を撮ってもらうことを忘れていた。小高い山の上で、一休み。すぐにのんびりチームもやってきた。汗をかいているが、すぐにすっきりとしてしまう。さすが、モンゴルの大陸的気候だ 。 一足お先に爆走チームが、出る。山を下りまたもや草原を駆け抜ける。気分最高だ 。しばらくゆっくりと走る。歌を口ずさみながら強い太陽の光を全身に浴びる。

その時 、メンコちゃんの馬に飛んできた一枚のティッシュペーパーに驚き爆走、はじめは、こらえていたが、バランスを失い落馬 しばらく動くことも出来ない。静かに抱き起すと左肘を痛がっていた。橈骨が脱臼骨折らしく骨転移が分かった。応急処置を施しシャツを利用して腕を固定した。トゥルに車をよぶように頼む、古いソビエト製のトラックが来た。
腕を支えながら乗り込む、帰り道もでこぼこで車が跳ねるたびに痛い声をあげていた。肘は見る見るうちに脹れてきた。キャンプにつき、近くの病院を探した。30キロ離れた町に整形外科の医者がいることが分かったので、急いでゲルにあるお菓子やチョコレートそれと少しだけお酒を持参した。メンコちゃんは、ゲルで喉が渇いたのでモンゴルウォッカを飲んできたんだと笑顔で言うさすが大物だね。
病院までの道中は、どこを見ても山は見えずどこまでもつづく大草原である。空は真っ青で窓からの風が気持ち良い。1時間ほどで町についたこの町は以66前は、ソビエト軍が中流していて、ロシア風の建物が、今でも残っている。病院も天井が高い 窓枠は木製で二重窓になっている。外側の窓枠は長年の雨風を受けたためにぼろぼろになっていた。廊下や診察室には暖房用のスチームが取り付けられ、冬の酷寒の地をイメ ージさせていた。受付と言っても待合室の入り口で、小さな机といすがあるだけで、簡単な問診をして小太りの女医さんが診察をして、、三階の奥にあるレントゲン室に連れていき撮影をしたが、これもまた、古い日本製のレントゲンである。でも大切に使っていて感動した。
診断の結果は、橈骨近位部に骨折を疑う。街の薬局で痛み止めを買うように言われた。薬局に行ってみると小さなお店で、奥行きは5メートル程度に陳列台が二つ並んでいるだけで、薬を買いついでに肘を固定する物があるか聞いた。見せてくれたものは 、腹帯に上腕と前腕をマジックテープで止めるものでとりあえず購入してつけてみた日本では見たことがなかったが、モンゴルは馬の文化があるため骨折も多いのだと思った。着け心地はよさそうだ。帰りの車の中では、持ってきたお菓子などを食べ空腹をなだめていた。ここでも2人で忘れず日本酒をちびちび飲んでいた。 

夕食は、全員が集まりメンコちゃんをいたわった。まずは、骨折の疑いだけだったので、とりあえず乾杯をした。動かすと痛そうであるが、飲むことはできそうだ。食後またもやトゥルのげるで歌を唄う今夜は、日本とモンゴルの歌合戦だ。かえるちゃんやトゥルたちは歌の歌詞をよく覚えている。それに比べて日本人はほとんどあいまいに覚えている程度だ。トミーちゃんが歌本を持ってきていたので助かった。日本側は、秘密の助っ人を出した。ギタレレ(小型のギター)これは、強い味方だった。次から次へと負けずに歌が飛び出してきた。自分は、モンゴルビールを飲みながら楽しんでいる。彼らは相変わらずウォッカをぐいぐいと飲んでいた。楽しい宴だった。寝る前にメンコちゃんの腕をマッサージして湿布薬を貼り、僕たちは寝る。だが、メンコちゃんと山ちゃんはのこって彼らに付き合い深夜に及んだ。山ちゃんは、ゲルを間違え、さ迷っていたようだ。

7月16日 薄曇りのち晴れ
朝早く起きて、メンコちゃんの調子を診に行きマッサージを行い湿布をした。まだ腕が浮腫んでているので、乗馬をしないでシャワーをして休んでいることになった。今日は川を渡り景色のよいところへ行く予定だ。川岸に行ってみると昨晩の雨で大分水位が上がっているようだ。かえるちゃんたちが、はるか下流で馬を向こう岸 へ渡そうとしている。我々はゴムボートで行くことになった。ボートを水面に浮かべ次々と乗り込むボートは不安定で、男性がオールを持ち前と後ろで、こぐことになったが、うまく進まない、後ろで令子ちゃんが号令をかけ、右にとか左にとか、もっと早くとか言うのだがなかなか思った方向へ行かない。水がどんどん入ってくる足をあげ大変だ 。よく考えてみるとさっきまでいた係りの人は乗っていない。誰一人リードをとれないのだ。後で聞いたことだが水が入るのは、ボートが転覆しないために水面と一緒まではいるようになっているらしい。僕たちはそれも知らなかったので早く馬のいるところまで行ったのである。大声で笑いすぎてお腹がはちきれそうだった。
結局川を渡れた馬は、一頭だけで後の馬は、途中で引き返してしまったらしい。そこでせっかく渡ったうまをボートにつなぎ引き返すことにしたがなかなか馬の力が強く動かなかった。近くにいた遊牧民に馬を追ってもらい川の中に入り泳ぎ始めた馬泳ぎは初めて見たがなかなかのもので最後は、馬に引かれて上陸した。
川に入った馬は、鬣から水をたらし、全身水浸しで、鞍もびしょびしょで馬に乗ると下着までぬれてしまった。川岸をゆっくり進。あたり一面若草色で敷き詰められている。おとぎの国に来た感じがする。草の陰からころぼっくりが顔を見せそうである。

目の前に湖水が現れた。水辺は砂浜になっていて海にいるような波が音を立てて砂浜に押し寄せていた。この湖は塩分が多く魚は住めないとのことである。ガイドの若者2人が、馬の鞍をはずしどんどんと水の中へ入っていった大声で笑いながら馬と一緒に泳いでいるとても気持ちよさそうだ。
帰りは、全員でのんびりと歌を歌ったり、フルッツヤガイ(12歳の少年)が馬の上に立ち上がりゲラゲラと大きな笑い声をあげていた。西の山に太陽が隠れようとして明るい光を投げかけていた。そろそろお腹もすいてきた感じがする。遠くにツーリストキャンプが見える。
ゲルに帰りさっそくメンコちゃんの様子を見に行く、肘は、パンパン脹れていた。のでマッサージをして湿布を施した。痛みは、動かさないと大丈夫らしい。夕飯の後は、トゥルのゲルで、いつもの定例会を行った。メンコちゃんは、一日休んでいたのでとても元気で日本酒そしてモンゴルウォッカをニコニコしながら楽しそうに飲んでいた。彼女が酔った姿を見たことがない。ことによると怪物くんかな。山ちゃんもピッチを上げて挑んでいる。

7月17日 薄曇りのち晴れ
馬乗り場で、かえるちゃんが、山ちゃんの歩き方を物まねして見せた。腹をかかえて笑った。今日は、メンコちゃんもバッチリ乗馬姿で登場、左腕は体に固定して余裕の笑みを浮かべていた。さすが、一人で馬に乗ろうとしたが、片手なのでバギーと二人乗りでのんびり行くことになった。軽速歩をしたら痛みを感じたので、ゆっくりついてくることにした。小高い丘を越えて行くと小さな水たまりがありそこに白鳥の親子が羽を休めていた。ヤンチャなかえるちゃんは馬で白鳥に近づき声をあげて脅かして喜んでいた。みんなは、かわいそうだからやめてなど言っていたが、おかまいなしに後を追っていた 。小高い丘を越えるとヤクの群れに遭った。ヤクは牛に似ているが、毛が長くふさふさしている。モンゴルにはいろいろな動物に遭うことがある。今回も野生の羊を探しに行くことになっている。楽しみだ。

午後4時過ぎに野生の羊を探しに行く。川沿いの道を爆走 川岸にテントが見えてきた。トゥルの弟バットの家族と友達が遊びに来ていたのだ。メンコちゃんは、車で到着していた。少し休憩して先を急いだ。道はほとんどなくなり険しい坂道になった。
馬も頭をフリフリ力強く登る。大分高くまで登ったところで、休憩、トゥルは、この辺で見ることができると情報を得ていたが、目の良いモンゴル人でも探すことはできなかった。突然山ちゃんが目の前にある高い山を駈け上りはじめた。さすが若者だ。見る見るうちにあと少しで頂上になるところまで到達したが、しかし大きな岩が行く手を阻み断念する。全員で拍手して激励した。それから馬に乗り、ゆっくりと山を下り平地に出ると爆走、ツーリストキャンプにつくころは辺りも薄暗くなっていた。今日一晩でこのツーリストキャンプともお別れだ。草原での最後の晩餐だが、日本酒はあんなにあったのにすべてが空になっていたので、ビールとモンゴルウォッカで乾杯 お酒が、飲めないトミーちゃんも令子ちゃんもいつも付き合ってくれた。ボケと突っ込みが絶妙で、いつも腹を抱えて笑うのだ。いつもアットホームな雰囲気にしてくれた。感謝・感謝

7月18日  晴れ
朝からとても良い天気で、気分よく出発だ。メンコちゃんは車でドライブだ。今日は、30キロ離れたバギーのゲルまで行く予定。小高い丘をいくつか超えると大草原に出た。どこまでもつづく大地、大空がすぐそこまであり、すごいの一言だ。そこにシベリア鉄道がロシアまで続いている。列車が、中国方面からやってきた。長い長い貨物列車である。数えてみると35両編成あった。大草原の中で一休み、一息ついてから、馬に乗り爆走早い早い風を切って進む、気分最高だった。バギーの家族が待つゲルに到着、フルッツシヤガイも我が家に帰りどことなく甘えん坊に見えた。両親とバギーの奥さんが、歓迎してくれた。馬乳酒は、とても飲みやすく美味しかった。ロシアビールは4リットルほどあるペットボトルからこれまたでかいグラスについでくれた。冷えていてのど越しも良く美味しかった。食べ物としては、チーズ・ヨーグルト・ソフトチーズ・揚げパン・後からどんぶりでうどんを頂いた。これまた美味しかった。お腹一杯になり、満足である。

午後3時頃バギーたちに別れを告げ、一路ウランバートルへ車を走らせた。走り始めはがたがた道でその後はアスファルトで快適に休むことができた。4時間余りでホテルに到着、久々にホテルなのでシャワーがゆっくり浴びられる。夕食までの間部屋で休む。夜7時に車が迎えに来て、トゥルのフィアンセを招き中華料理で和やかに夕食をした。彼女は、すらっとした体型でとても美人である。歳が18歳ということでみんなが、犯罪だよなんて冗談を言っていた。料理もお酒もおいしく満足して、ホテルに帰りいつの間にか就寝。

7月19日 晴れ

今日は、真っ青な日本晴れである(モンゴル晴れかな)。こんな日は、乗馬が最高なんだけとなー。今日の予定は、ウランバートル市内を観光する。始めに国会議事堂で記念撮影をして、恐竜博物館へ入る。ゴビ砂漠から発見されたもので全ての骨が再現されている、すごい。昨年はマンモスの頭蓋骨と牙を見て驚き、モンゴルにはまだまだいろいろな物が発見されそうだ。次に美術館を見学そして、ラマ教の寺院に参拝、そろそろお腹がすいたので、ラーメン屋さんへ行き、ビールで乾杯、塩ラーメンを食べた日本のなつかしい味がした。5時から市内にある民族館に行き民族音楽を楽しむ。観客は少なく20人程度、馬頭琴の音色・民族舞踊・ラクダに聞かせると涙を流すといわれている。ホーミーの不思議な演奏だ。僕は、何回も聞いているが、そのたびに感動を覚えるのだ。
夕食は、市内のインド料理店で、モンゴルにお嫁に来た望ちゃん夫婦それとかえるちゃんを招きモンゴル最後の宴会が始まった。メンコちゃんと山ちゃん・敏ちゃんは、ぐいぐいと飲み干すさすがやるね。山ちゃんは頭まで真っ赤か。とても楽しそう、かえるちゃんもウォッカを相変わらずぐいぐいあびている。笑い声をあげて顔は真っ赤である。令子ちゃんとやよいちゃんも楽しそうに話をしている。望ちゃんにモンゴルの生活を聞いてみるとすごく生活しやすいらしい。最近は、物価があがり少しだけ大変になってきたらしい。気が付くと店内には我々だけになっていた。楽しい時間はすぐに過ぎてしまう。

最後に我々の世話をしてくれた。この頃お腹周りも大きくなり貫禄がが出てきたトゥル・彼女ができたかえるちゃん(トゥルバット)・イケメンで新婚のバギー・まだまだヤンチャなフルッツヤガイには特にお世話になりました。モンゴルへ来るようになり大草原を爆走すると、こころも身体も爽快になる。何もないところで風と動物の鳴き声だけの大自然があるところ。真夜中になると満天の星一つ一つの星が大きく手を伸ばせは届きそうな感じ。なぜかモンゴルの大地に立つだけで大自然のエネルギーを得ることができる。いつまでも残しておきたいところだ。モンゴルにも文明がはびこってきているようだ。羊や山羊をバイクで追っている姿も見かける。馬に乗りスマホを使う遊牧民、これからは、どんどんと変わってしまうのが、心配だ。

299-318 toot, Khan-uul district 20th khoroo Ulaanbaatar, Mongolia | [email protected] | +(976)8072-8055

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